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企業文化って何?

企業文化とは、その企業自身に長い間かけて醸成された、価値観の集合体である。それらは、ある種の行動規範ともなり、企業の方向性を定める力を持つ。
企業文化は、企業を構成する組織員によって形成されるが、多くは企業を支配している経営陣の考え方や行動に大きく影響される。

自社の企業文化とはどういうものか

好ましい企業文化を構築する。 従業員20数名の小さい会社である。
従業員と社長は会話がない。奥様もお店を手伝っているが、奥様の話しかけにまともな応答をする従業員はいない。
こんな中、経営者より依頼されての仕事開始である。
社風とは古い言葉かもしれないが、この会社には明らかに目に見えない力が従業員のやる気を無くさせているように見える。

そんなにいやなら辞めればいいのにと考えるがこんな時代ではそういう訳にもいかない。
帰属意識が全く無い。小売業では致命的である。

どのような会社でも経営者に媚を売る人は存在する。
その人が真に実力のある人であれば問題ないのだがそうでない場合は厄介だ。

第一回目、幹部社員6名を集めての会合である。
最初は研修の主旨の説明、その前に自社に醸成されている文化(組織風土)を良い点・悪い点の視点から皆で考えて欲しいと話す。
各人に10センチメートル四方に切った紙を渡して記入してもらう。無記名なので各人は普段のうっぷんを紙に書き出す。 よくある研修のスタイルである。
出た意見を、
①仕事に対する態度・姿勢及び処理の仕方
②上司・部下・同僚に対する接し方・付き合い方
③顧客、仕入先等に対する接し方・態度
④会社(職場)組織に対する関わり方
⑤自己或いは家族に対する態度・行動

に分けて整理をする。意見の中身にぞっとする。
意見を出したメンバーも「ひどい」と実感し、重苦しい雰囲気となる。 と同時に何とかしなければという気持ちも芽生える。というよりは芽生えさせる。

行動には、その要因となる事柄がある。
犯行には動機があるのと同じである。
これを「泥棒にも三分の利がある」というくだりから、この好ましくない行動を正当化しようと皆で話し合う。
例えば、「決めたことが持続できない社風である」に対し、どうしてかその価値観を出してみよう。
ということで出てきたのが
①理屈がわからない
②決めたことを本人が賛成していない
③参加意識が無い
④上司がやっていない
⑤チェック体制が無いのでやらない
⑥叱られないからいい
⑦無関心
⑧自分一人だけじゃない
等といった意見が出る。
ここで、この社風はこのままで良いのかと確認をする。
「良いはずは無い」という返事、 「!」この会社、何とかやれる、とここでコンサルタントは判断するのである








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