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他人の悪口、鯛よりおいしい

「他人の悪口、鯛よりおいしい」・・・この言葉は、あるところで、お母さんが御嬢さんに話していた会話です。内容は、今から学校へ、どうも高校入学試験の結果報告の様子でした。その時に、「誰々ちゃんは、落ちたらしい等と絶対言わないこと、また、言っている人の輪に入らないこと」「人の悪口は鯛よりおいしいから、そこに人が集まる」「そんな話は必ず後で自分に返ってくるから絶対にしないこと」といった下りの話でした。素晴らしい、お母さんだと感心した。

褒めて育てるは褒められないと育たない

 自信を醸成させるというのは組織にとっても個人にとっても非常に重要であるということはこれまでで述べさせていただきました。
では、企業内でそれを体系的且つ目的的に導入するにはどうしたらよいのでしょうか。
 私たちが住む日本は元来人を褒め称える国柄でしょうか。それともなんに関しても批判をする国柄でしょうか。
昔、あるマスコミの人が物事は批判的に書いたほうが視聴者受けするということを話してもらったことがあります。
「他人の悪口、鯛よりおいしい」
という諺もあながち的を得ているのかもしれません。
 批判という行為事態は、反骨心という、気持ちを醸成させ、人を愛するというよりは人を見返してやるというパワーが発せられるのだと思われます。
あの有名なスターウォーズでシスが亡くなる前に行った言葉が印象的でした。
「憎しみこそ、最高の力になる」と、
しかし、映画の結末は愛が勝つというものでした。
 さて、現状考察に基づき、このような国民性の中で、企業経営者はどちらを選択するかの判断を迫られます。
ひとつは、追い詰めて、駆け上がってくる人材を育てるか?或いは、褒めながら自信を持たせ、企業への参画意識を高めさせるかという決断です。
 近年、多くのセミナーに参加すると、人育てのために褒めることを提唱される方が多くなりました。
それを聞いて感心?する経営者が多いのには驚きます。
社内ではそれほど従業員を追い詰めているのでしょうか。
 時代的な背景も考えないといけないと思います。
今の子供たちを見ていると、どうでしょうか?教育の方針はどうでしょうか。
これは、どのような土壌で育ってきたかによって肥料の与え方が異なることを表しています。
昔は、すべて同様の価値観の中へ半強制的に埋め込もうとしました。
しかし、現状ではそれが難しいと思われます。
今から十数年ほど前に日経新聞で新人社員教育を取り上げたことがあります。
私も20数年、このような仕事に携わっているので、明らかに対象者(新入社員)の価値観が変わり始めたのを肌で感じておりました。
 また、余談で埋め尽くしてしまいました。








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