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「同一の危機感」の現状をチェックする

物差しは、物の長さを図るのには好都合だ。物の長さが分かることで、必要な長さに調整することも可能だ。また、二つのものが全く異なった場所にあるとき等の無駄を回避するための方策としても物差しは便利だ。
自社企業のおかれている立場を、チェックリストという物差しを当ててみることで、他社との相違や、不足点を効率的に見るけることが可能となる。

同一の危機感を醸成する上でのチェックポイント

  これまで好ましい企業文化を構築する上においてひつような5要素の内の「同一の危機感」について見てきた。
実際に社内ではとなるとどのように見ていけばとなる。
これまでもの要約して伝えて来た。 ここでは、同一の危機感を醸成する上でのチェックポイントを解説してみたいと思う。
これに基づき自社のおかれている立ち位置を確認して欲しい。
これは、参加者自身で行ってもらうものだ。

現状を正しく認識するから→→
1)あなたは、自分の仕事の目標を期間(年間、月間、週間、一日)に応じて明らかにし、常に見直しをしているか。
2)あなたは、企業及び職場の目標を常に明確にし、個々人(部下)の任務や目標が明確になるまでブレイクダウンしているか。
3)あなたは、部下に仕事の目標を設定させる場合、本人の持っている能力に比し、より高い目標を設定するように指導しているか。
4)あなたは、現在の到達点と評価を部下に対し定期的に示すようにしていますか。また、表現方法を工夫しているか。

問題形成力を向上させるから→→
1)あなたは問題形成のための理論や手法を意識的に学習しているか。また、それを日常の仕事の場で生かしているか。
2)あなたは部下に問題形成力をつけさせるために必要な教育・訓練を意識的に実施し、学んだことを日常の仕事の場で生かすように指導しているか。
3)あなたは、部下が日常の仕事の中で問題の形成の仕方について適切に評価しているか。
4)あなたは、部下が問題形成を日常的に実施し、習慣化していくように、何か特別の活動を推奨したり、ツールを作成したりしているか。

オープンなコミュニケーションルートを整備するから→→
1)あなたは、顧客やその他の外部機関からの情報を収集する適切なルートを持っているか。また情報を収集する上でのルールを決めているか。
2)あなたは、上司・部下・同僚から情報を収集し、更に彼らに伝達する適切なルートを持っているか。また、情報収集・伝達のルールを決めているか。
3)あなたは、部下に対し情報を収集・伝達する適切なルートを持ち、きちんとしたルールを決めて置くように指導しているか。

以上を5段階で評価し、平均評価3以下のもの、或はバラつきが大きいものから改善を始めるという方法だ。前後したが、中小企業の場合、高得点は望めず、むしろ何も出来ていないという事例がかなりの数に昇ることも事実だ。
つまり、社長のパフォーマンスだけで存在している雰囲気があるからだ。
チェックリストを行っていて、こんなことが出来ている会社はあるんですか? といった意見も出たりと、思わず閉口してしまうことも多々ある。
しかし、人は基準がわからないと成長もないから、ある意味で気づきという視点から効果的かなと思ったりする。 進め方として、上記の内容に基づき、他社事例を検討し、「当社はどうする」といった誘導で自社独自の同一の危機感を醸成させる仕組みが出来上がるわけだ。
そのためにも参画意識が欠かせない。
最初は一つ、三つの項目を一気にやろうとすると挫折する。
実際にこのあとの項目も踏まえ、10箇月から1年を要して少しずつ導入していくのが通常だ。 少しずつ変えることで、確実な変化は訪れるのである。








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