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共通の価値観をチェックする

チェックリストは、自社が置かれている立場を理解するうえで有効だ。
それはちょうど、財務の中身を分析するのに似ている。
それなりの数字は出ているが、それを色々な物差しで見ることで、より幅のある考察が可能になるからである。

共有の価値観の取り組みをチェックリストで振り返る

 共通の価値観が自社に醸成されているかはチェックリストを活用してみてみます 。
チェックリストは以下のような設問になっております。
1.共有すべき価値観を明確にする
〈イ〉あなたは、あなたの組織が共有すべき価値観とはどのようなものですかと尋ねられたとき、即座に確信を持って答えられますか・・という質問です。
ここでの最低(1評価)は、考えても答えることは出来ない。
評価2は少し考えれば部分的に答えられる。
評価3は、少し考えれば確信をもってこらえられる。
評価4はおおよそのことは即座に確信を持って答えられる。
最高の5評価は即座に確信をもって答えることができる。です。
上記の質問を表形式で作成し、各人に答えてもらうものです。 ここでは、あまり深く考えず、ただただ機械的に記述をしてもらいます。
次に、
〈ロ〉あなたは、組織内で共有すべき価値観を明確にするよう意識的に取り組んできましたか?また、それを定期的に見直してきましたか、という質問です。
これは明確にしているかと見直しをしているかの2つの視点から5段階で評価します。
評価5は明確にするように意図的に取り組み見直しもしている状態、
評価4は、見直しが時々してきた場合に該当します。
評価3は、ある程度明確にはしているが、意識的に行っていないという段階です。
評価2は、明確にしてはあるが、それっきりという段階です。
評価1は、何もない状態です。 実体はこれを目的的に進めている会社は無いような気がします。ただ偶然的に他社の模倣をしていたらなんとなくその形になっていたというのはあります。 しかし、行動の根底がはっきりしていないために施策が形骸化したり、単なる行事となってしまっている場合も多いようです。
最後に
〈ハ〉あなたは、組織内において共有すべき価値観について、具体的な行動がすぐに思い浮かべることが出来るようにわかりやすく文章化していますか。という質問です。
これは、非常に少ないといったほうがいいでしょうか。
意外に、きちんと文章化しているという事業所は少ないのが現状です。
中小企業で明文化しているのは売上予算だけという例も散見されます。残念ですが、明確で無い場合は1評価となります。
次は浸透です。
タイトルは「2.共有すべき価値観を浸透させる。」です。
チェック項目は
〈イ〉あなたは、共有すべき価値観を全ての組織構成員に認知される活動を意識的に継続して実施していますか。 という質問です。
会議で社是を唱和してます。なんていう会社もあります。 やらないよりはやったほうが良いに決まってますが、そこの管理者の行動が社是と乖離していた場合はかえって逆効果になってしまいます。 つまり、社是を唱和するたびに、会社の悪いところを確信するわけですから、また、この場合、年に何回かの行事で行っているという程度では2評価です。 逐次実施しているが3評価、4以上になるとかなり意識的計画的であるとう視点が求められます。
次に、
〈ロ〉あなたは、共有すべき価値観の浸透度合いを意識的、計画的にチェックし、評価していますか、というチェックです。
ここではある程度の数値化が求められます、それをどのように測定するかですが、紙面の関係でそのことは次回に繰り延べます。 平均で3.0以下は何らかの手を施したほうがよいと考えます。








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