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積年の垢を落とす

企業が成長するには、確固たる経営戦略が必要だ、併せて、それを確実に遂行してくれる燃えるような社風、いわゆる企業文化が重要であると言える。

企業に溜まる垢とはどういうものか

先日、ある会合に行って経営者がつぶやいた言葉に驚いた。
会議を開催するといっても従業員が集まらないというのだ。こんなことってあるのだろうか。
会社も永く経営されていると色々な垢がたまってくる。
汚い身体が好きな人はそのままでいいのだと思う、しかし、綺麗な身体になりたいと思えば垢を落とさなければならない。
問題はその落とし方である。風呂場で血管の開いた状態で、あかすりをすれば気持ちのいいものである。しかし、そのような環境の無いところでこすられれば痛い思いをしなければならない。
目的は垢を落とすことであり、そのための手段をどうするかという点になる。

さて、前回の続きである。企業内に醸成されている企業文化(社風)を好ましいものに変えていく作業の第一ステップは正に、自分たちの身体は垢だらけであるということを認識するところからのスタートである。
前回出た内容(社風)で、「決められたことをキチンとできない持続できない社風がある」と述べた、私がこれまでの経験で必ずといってよいほど出る意見(社風)が「挨拶のできない人が多い」或は「人の顔色を見て挨拶する人が多い」或は「上司や先輩に挨拶しない人が多い」等などである。
この「挨拶」というキーワードは必ずといっていいほど出る。

私の仲間で某T経営出身のコンサルタントだが、会社に入ると挨拶運動なるものを実施させ、不思議と業績を出している人がいる。
これは、不思議ではなくそれだけ企業内のコミュニケーションが業績に影響を与えるということを表しているのだと思う。

話を戻そう。挨拶をしない理由として挙げられるのが、
・自分ひとりだけじゃない
・タイミングがつかめない
・相手がしないから自分もしない
・恥ずかしいから大声が出ない
・一度挨拶をして無視されると次回はしない
・挨拶しなくても自分の仕事に支障は無いから、
等色々である。誠にもっともらしい言葉が並ぶ、中でも一度挨拶をして無視されると云々というくだりはドキッとさせられる。

更に深く分析をするとこの様な社風を作った根源はTOPである経営者自身である場合が多い。
そして、今そのために苦しめられているという事実である。
正に天に向かって吐いた唾が自分に落ちてきたということだろうか。
これは離婚の原因となる夫婦関係にも似ている。
自社を振返って、キチンと挨拶ができているだろうか。
従業員同士はお互いに目を見て話し合いをしているだろうか。
もし、そのようなことが見受けられなければ何らかの手を施す必要がある。
正に垢を落とさないと新陳代謝が上手に機能せず、様々な成人病にかかってしまうからである。

対処療法はその場をしのぐことはできるが根本的な解決にはならない。
会社の会議でよく「この問題は以前にも無かったか」などと議論されているのは正に対処療法の繰り返しを行っている会社で、大いなるムダを作っていることに気づかない会社である。
必要なのは根治療法である。
つまり、根を絶つ或は根を直す療法である。
それには、何が「根か」その要因を深く掘り下げる必要がある。
まだまだ、好ましい社風を創る段階には入っていない。








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