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第二章 キャッシュフロー経営における用語を理解する

第五節 リース料について理解する

 リースって借りてるだけだよね!と思う人はいないと思いますが、一応、念の為に書いておきます。

現状のリースには、ファイナンスリース取引とオペレーティングリース取引の2種類に分かれます。
ファイナンスリース取引は、更に所有権移転リース取引と所有権移転外リース取引に分かれます。何か、ややこしくなってしまいますが、重要なことですので、しっかりと、抑えておいてください。

リースって借りてるだけだから、不要になったら返せばいいんだよね!といわれるリース取引は、オペレーティングリース取引が該当します。

一般的に、リースという言葉に惑わされてしまいますが、一種の金融ですので、途中解約をしても、リース残金を払わなければいけないという契約になっております。

つまり、ローンでモノを購入したのと変らないわけです。
新会計基準が導入される前は、支払った金額が費用に計上できたのですが、現在は、取引形態により、費用化の方法が変りましたのでちょっと複雑です。

先ず、オペレーティングリース取引は、従来どおり、借りた対価に対して費用処理をしますので、これまでどおりと考えても差支えがありません。

次に、ファイナンスリース取引で所有権が移転しないもの、つまり、リース期間満了後には当該資産はリース会社に返還するものです。
この費用処理は、本来であれは、利息部分と資産部分を分けてとなりますが、事業計画の算出に当たっては簡易に行ったほうがよろしいと考えます(もちろん、厳密に出来る方はそのように行ってください)。
ここでのポイントは、支払った額が費用になるのではなく、当該資産の購入価格をリースの期間に亘って期間配分し、減価償却という費用で費用化する点が、オペレーティングリース取引とは異なります。

リースの残債はリース債務として、負債の部に計上されます。これまでは、見えなかったリースにかかる債務がこれで見えるようになったわけです。


最後に、ファイナンスリース取引で所有権が移転するものがあります。つまり、リースが終了すれば、当該資産は、リースを行っていた事業所に所有権が移転するものです。
コレについては、通常の売買の取引と同様の処理を行います。つまり、減価償却はあくまで当該リース資産の法定耐用年数で行うことになります。前述のリース期間に亘ってということとは異なります。

一応、事業計画をより厳密に行いたい場合は上記の項目に則って費用かすることが求められます。

何か、大分面倒と考えた方も多いのではないでしょうか。
このリースの取引には、所有権移転外リース取引に限り、一取引が300万円以下のリース取引について、従来の方法によることも認められております。(詳しくは、担当の税理士先生にお尋ねください)

リースは、従来、その支払額が費用処理されていたため財務諸表には載ってきませんでした。
しかし、私が考えたシステムでは、リースも借金という考え方から、新会計基準に則った処理を進めてきました。


無借金、でも、リースの負債は数百万では笑えません。実際、リース料が払えずに倒産した企業もあります。特例の処理で会計は行っても、事業計画を作成する上では、債務の把握という観点から、新会計基準に即した計画立案が好ましいと考えます。




     
第一章 キャッシュフローとはどういうものか
  第一節 キャッシュフローとはどういうものか
  第二節 会社会計の構造を知る
  第三節 税法とキャッシュフロー
  第四節 儲けの形が変化するキャッシュフロー
  第五節 収入と支払いから見るキャッシュフロー
第二章 キャッシュフロー経営の用語を理解する
  第一節 販売費及び一般管理費に中身を理解する
  第二節 売上関連に関する用語を理解する
  第三節 経常外支出について理解する
  第四節 営業外収益・費用について理解する
  第五節 リース料について理解する
  第六節 未払金について理解する
  第七節 短期借入金について理解する
  第八節 長期借入金について理解する
  第九節 手形借入金について理解する
第三章 経営数値計画を作成してみる
  第一節 なぜ、経営数値計画が必要か
  第二節 固定費の現状を探る
  第三節 売上と原価を見積もる
  第四節 債務一覧表を作成する
  第五節 収入・支払いのサイトを明確にする
     




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