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第二章 キャッシュフロー経営における用語を理解する第三節 経常外支出について理解する 経常外支出はキャッシュフロー経営を推進する場合はもとより、資金繰り上、重要な管理項目となります。 預貯金(特に定期預金等に見られる長期性の預金の積み立てなど)も経常外?に扱っても良いのではないでしょうか。これは手許現金と一緒じゃないのという考えもあります。しかし、近頃の金融機関は定期預金を解約するのでも犯人探しのような本人確認やら面倒なことを言ってきますので、自分のお金であっても流動性の観点からは経常外に含めても良いのかも知れません。実際は、金庫から現金がなくなるという観点から経常外の支出として捉えておいたほうがよろしいのではないでしょうか。 また、目的性の積み立て(例えば消費税の積立金など)は経営計画の作成上では、経常外の支出として捉えたほうがよいと思います。 次に有価証券等の購入です。企業間のお付き合いで株式の持合などはよくあります。これらも支出はありますが、経費として費用化できるものとは異なりますので、経常外の支出となります。 貸付金という支出があります。どのような状態におきるかは置かれている立場によっても異なります。しかし、このお金も支出はされますが、費用として経費化は出来ない代物です、したがって、経常外の支出として捉えておく必要があります。契約として貸付金があるとは思えませんが、一応、そのような処理がよろしいのではないでしょうか。 無形固定資産の購入なども経常外の支出に入れておいたほうが良いかも知れません。繰延資産のように償却資産としての性格を持つものもありますが、支出という観点からは、事業計画の立案に当たって、抑えておくべき事柄ではないでしょうか。 投資もこの一部です。投資という言葉からもわかるように、将来に亘って回収を見込んでの支出となります。短期間にリターンがあれば別でしょうが、その多くは、何年かに亘って効果が現れるのですが、支払いはその前にやってきます。 近年のように、研修開発費で単年度で費用化できるものは問題ないとしても、将来に亘って費用化されるものもありますので、きちんと抑えておきたいと思います。 また、決算期における配当金や役員賞与なども経常外支出となります。 このように、資金繰りを見る上において経常外支出の適正な把握は非常に重要といえます。 勘定あって銭足らずの場合、この把握が適切でない場合が往々にしてあります。 |
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