宅配弁当店を開業してみよう


事業所向け弁当店を開業してみよう


事業計画を立てる


---計画は事業の羅針盤?---

 ここでは、弁当店を開業するにあたって、事業の採算性や儲けはどれくらいか、借入金の返済等は十分に可能だろうか、初期設備投資の着眼点から返済計画までを4回に分けて具体的に見ていきます。
 開業という視点のみならず企業運営上も極めて重要な事柄です。
 近年、融資をお願いしようとすると、事業計画書を提出して欲しいということをよく言われます。
 これは、事業計画といった客観的判断材料で事業の行く末を判断したいという投資家や債権者の判断ではないだろうかと考えています。
また、事業計画には、そのように運営された場合の資金計画も行えるという、いわば羅針盤のような機能も持ち合わせております。
羅針盤を持つということは、早期にリスク回避を行うことを可能とし、会社の安定的な発展を補完するものとして、とても有意義なものであると考えます。
 当初の簡単なものは自身で作成をしてもらいたいと考えます。事業規模が大きくなり、複雑になった場合は、やはり、専門家に委託したほうが良いと考えています(社内にそれなりの人材がそろっていればべつですが)。
 作成するにあたって、希望的観測は禁物です。後述しますが、それなりの設備を必要とする業種ですので、それなりの金品も必要となります。
もちろん、計画も無しに事業を始める人はいないのですが、事業計画の作成にいらっしゃる方を見ていますと、充分な思慮がなく、夢だけが前面にでて、やる気だけで後は何とかなると言った方たちがかなりの数いらっしゃいます。
ただ、勢いだけで数年持つ方もいらっしゃるので、絶対とは言えないのですが、ゴーイングコンサーン(継続企業)として、ずっと行っていきたいと考えるのであれば、ここはある程度学習しておいてください。
つまり、事業を行うにあたって、この計画を立てる力の無い人或いは周りにサポートしてくれる人がいない場合は、早晩存続を余儀なくされてしまう可能性があり、結論として、今、事業を始めて良いものだろうかという事にも行きつきます。
「私は運が強いんですよ」といって飛ぶ鳥を落とす勢いが財務をおざなりにしたために、自己破産を余儀なくされた経営者をずいぶんと見てきました。
 事業を興すことなく、普通に生活していれば身を滅ぼすことも無かったわけです。
本当に残念なことです。
計画なんてを言わずに、
先ず、鉛筆をなめながら、詳細を見直してみてください。



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