人は平等に時間が与えられている。その活用によってその後が変わる

進歩と後退は紙一重


人は前に向かっている限り進歩をしている。
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人間的魅力
 
 
 
 

進歩と後退は紙一重



 この人間的魅力は知性的なものでもあり、又、精神的なものでもあり、人間の内部にあって、他人との人間関係に大きい影響を及ぼすものであります。
 人間というものは前に向かって動いている限り、進歩しているといえます。前進していれば、人間は生き生きとしており、人生を楽しんでいるといえます。
そういう人間からは、一種の電波のようなものが発散されているのです。それが磁石のような力となり、人々をひきつけるのです。そのような性格が身につくようになると、その人は自分の希望どおりの人生を送ることができるようになるのです。
 しかし、人間は前向きに進むことをやめると、とたんに退化し始め、磁石のように引きつける力はなくなってしまうのです。現状に満足するようになり、口先だけの皮肉っぼい人間になってしまいます。また前進することに憶病になり、自分の不成功のいい訳ばかりする人間になってしまうのです。
 前進できなくなったことを、すべて他人のせいにするようにもなってしまいます、なぜダメになったか、理由を長々とあげるようになるのです。すべてが他人のせいで、自分には何の落ち度もないつもりと自分を防御し始めるのです。
 こういう人間の愚痴の一つは、「時間がない。」ということです。「時間さえあれば、うまくやれるのだが…。」と言います。しかし、だれにも余計な時間が与えられているわけではありません。夜の12時になって、あらためてまわりを見まわしても、余分な時間がみつかるわけでもありません。だれにとっても、毎日はきっかり24時間なのです。
 北海道、東京、九州、どこを調べてみても、同じように、1日は24時間しかないのです。  すべての人が持っている時間が同じだとすれば、どうして1ヶ月にたった15万円だけしか稼げない人がいるかと思えば、一方では、1ヶ月に50万円、あるいは100万円も稼ぐ人がいるのでしょうか。
 その違いはその人の行う仕事の価値によります。それは時間に対して金が支払われるのではなく、その時間内に行った仕事の価値に対して金が支払われるのです。
 それでは、同じ人間がはたして3倍の価値をもつ人間になりうるのでしょうか。同じ時間で3倍かせぐことができるのでしょうか。もちろんできます。
 本当にそうなりたいのであれば、時間を有効に利用する方法を身につけようと、真剣に努力しなければなりません。大切なのは、時間そのものではなく、その時間にどれだけ価値のあることができるかということなのです。



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