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好ましい企業文化の要素

中小企業では、教育に多くのコストを避けない。従って、先ずは幼稚園からスタートするのである。教育は、教えても忘れるという事を前提に始めなければいけないのが中小企業でもある。

学習での壁という現実

 朝礼をわざと遅刻をしてくる人がいるという話があった。
過日、ある大手アウトソーシング会社の経営者とお話をする機会があった。曰く、給与計算をしていて、一概には言えないが遅刻や欠勤の多い会社は、社員の帰属意識が低く、社風も好ましい状態には無いという話を聞いた。
学校もそうだと言うのである。不登校になる前の最初は遅刻だそうである。
客観的にその現象が当てはまるとすれば、出勤状況で社内のコミュニケーションレベルが測定できるということにもなるのではないだろうか。 さて、好ましい企業文化に対する考え方は色々あると思う。
今回は大手コンサルティング会社(日本エルシーエー)で開発した手法に基づいてお話をしたいと思う。これは、私がここで学習をし、それを企業に向けて実践をしてきたからである。

成長している企業には共通の社風(組織風土)があるというのが研修の始まりの言葉である。
これを企業文化と呼ぼう。企業や組織の運営を支えるのは売上つまり収入であることには異論がない。この収入を毎期継続して、確実なものとしている企業のフレームワークには、それを支える人達の考え方や行動様式に共通した事柄があるというものだ。 それは
(1)同一の危機感が醸成される仕組みがある。
(2)共通の価値観を持ち、維持・継続させる仕組みがある
(3)仕事を通して「自信」が醸成され、それが信頼につなげるための方策が出来ている。
(4)仕事をしていて「感謝の気持ち」が生まれる仕組みがある。
(5)どんなに素晴らしい成績を上げていても更に上を目指したいという「高い欲求水準」を促すための仕組みが出来上がっている。

以上の5つの項目が企業運営の中に目的的に埋め込まれているのが好ましい企業文化が醸成されているということになる。
自社の振り返りをしてから、この話に入っていくのだが、ここでも中小企業の壁にぶち当たる。

「危機感って何っすか」「醸成ってなんですか」「仕事での価値観で人それぞれ違うんじゃないですか」「仕事で自信を高めるって言いますけど、毎日上司から叱られてばかりで自信喪失です」「感謝のイメージが出来ないのですが」「欲求水準が高いのは社長だけじゃないですか等など・・・」

未だ、始まっていないのに「批判的な意見」の出番である。人は本来、保守的なところがあり、受け入れる前に先ず反発をするのである。

最初は、同一の危機感が自社に醸成されているかのセルフチェックを始める。セルフチェックの中身については次回に譲るが、ここでも、言葉を理解できない学習不足が散見される。
脳は鍛えなければ進歩しないといわれる。
かつて、その昔、吉野家が倒産をした時、優秀な人材を獲得すべく多くの人達が動いた。
結果、吉野家の社員が出来たことは、「いらっしゃい」「ご注文は何ですか」を連呼した以外の何もなかったと・・・、かつて有名大学を卒業した人は、現在、唯の人間になっていたということを話してくれたコンサルタントがおりました(現在はしっかりとした教育体系が構築されているようです)。

このような、会社でもそうなのですから、中小企業となれば、更に高いレベル?での修練が求められのである。
とはいえ、最初は、言葉の理解を図りながらの慎重なスタートを踏み切るのでした 。

※最近では、従業員の遅刻を定性的に管理する勤怠管理のソフトウエアも誕生している。
 遅刻が続くときは管理者にメールを自動で配信するといったようにである。








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