< 事 業 を 起 こ す >
フェ-ズ1
どんな事業でも最初は一つのアイディアからはじまる。この場合のアイディアは思い込みであってはいけない。確実に市場で指示を受けるものでなければいけない。自分も困っているからみんなもそうだろうなどと行った思い込みは時には成功へ結びつくこともあるが今は学習が必要である。
フェ-ズ2
技術者は営業力がない。営業力と商品力を比較した場合、どちらが優れたら良いのであろうか。答えを出すのは非常に難しい。つまり、営業とは単なる販売だけではなく、売れる仕組みを構築するのも営業の一端だからである。しかし、本当にお客様から指示をいただけた商品は売りの努力を必要としないぐらい大きな力を出す。
フェ-ズ3
販売ツ-ルを作らないでやたらと売り歩く人がいる。それと反対に販売ツ-ルを作ることに熱中して商品力が過大に頭脳の中で膨らむ人もいる
フェ-ズ4
商売のアイディアは山のようにある。
それは顧客の不便を軽減できるものや楽しさをコ-ディネイトできる内容のものである。「あったらいいな」の夢もそれに該当する。その夢がどれくらい見れるか気づけるか。これらすべては顧客思考と呼ばれる発想の中から生まれる。しかし、実際は、創業者の欲だけの場合が多い。しかし、これも善しである。
フェ-ズ5
財産管理を厳しくする。
損益管理も大切だが財産管理はもっと大切である。借金も財産の内と言う人もいるがとにかくお金の流れが止まれば企業は即死である。お金はお客様からもらって仕入先に払い仕入先はまた別の(作業者・生産者など)関係者に支払いをする。この流れを止めては病気になってしまう。
フェ-ズ6
経営者足るもの数字が読めないようでは、存続が危ぶまれる。企業は常に成長し続けるという環境が期待できないという視点から見ると、年数が経過するほど存続の困難さが目に見えてくる。
明日の利ざやで昨日の支払いをするようになっては本末転倒である。
しかし、多くの企業は銀行を活用?し、このような経営を行なっている。
フェ-ズ7
事業計画を作ってみる。
経費を見積もり、原価率を出し、損益分岐点の売上高を出し、目標利益を加えて、目標売上高を決めるわけである。これが最低の要件である。併せて、減価償却をも見て、最低5年ぐらいのスパンで資金繰りが出来ていないと前回に述べた売上金に手をつける誉められない経営者の仲間入りをする事になる。
フェ-ズ8
事業計画書の中身にマ-ケッテングから見た事業コンセプトや市場環境、事業の伸びる方向性の成功要因等など、あなたが考えている事を文章化してみる。そして、それを事業数値計画の前につけて第三者に見てもらう。及第点はそれを国民金融公庫などに持っていき融資が受けられれば、まあ何とか合格である。
フェ-ズ9
事業計画に基づき経営を行なう事は、何か決められた事をやっているようでベンチャー魂が豊富な人には、どことなく、管理されているようで嫌な感じだが、これが、後々の確固たる企業体質を作る礎になるのであるから決して侮る事無く、続けて行かなければならない。
フェ-ズ10
営業なくして事業なし。
事業を起こしたら、その営業の形態を考えなければならない。しかも、継続的にである。ここで言う継続的とは、営業のやり方を継続的に研究するという事ではなく(もちろんそれも行なうのだが)日常のル-ティンワ-クとして営業を体系化するという事である。これは簡単そうに見えて中々難しい。
フェ-ズ11
一日の内で或いは1ヶ月の内で営業活動(お客様に対する活動)がその半分を超えていなければ企業の収益は確保できないという人もいるぐらいである。同感である。多くの場合、最初は一生懸命営業するが、ある程度出来上がると紹介でお客が来るなどと少ない営業力をごまかす人もいるが、これは確固たる基盤が出来ていないという事になる。
フェ-ズ12
経営者は自社の営業活動を継続的に行なうにはどのような手段を講ずるべきかを常に考えていかなければならない。今々のことだけではいけないのである。自社にとって営業とは何かその方法とは営業の形態にはどのようなものがあるか真剣に考えなければだめである。例えば、店を開けるのだけが営業ではないという事を肝に銘じておくべきである。
フェ-ズ13
主作業と補助作業。
1日の内でやらなければ行けないこと、1ヶ月の内でやらなければいけない作業。これを決めておく。もちろん期日もである。何か、事業関連があると一生懸命動くが一段落するとボ-としている。いつのまにか当初の目的を忘れ夢や事業の座談会をしてしまう。駄目だとはいわないがするべき事をきちんとしていないと無駄な日を過ごしてしまいがちだからである。「貧乏暇なし」という言葉もあるが「稼ぎに追いつく貧乏なし」という言葉もあるので、この稼ぐという行動を多く持つことが事業者にもっとも求められることである。
フェ-ズ14
人間の本当の力はそのモティベ-ションが大きく働いた時に出る。自分に対して最も強く働き掛けてくれるモティベ-ションの対象は何なのかを明確に意識する。「お金か」「名誉か」或いは「家族か」いずれにしてもその為には寝食を忘れて一生懸命になれるというものである。仕事に対する好き嫌いもあるがとにかく一生懸命になれるものである。事業を拡大して行くには、ある程度まではこれで十分である。
フェ-ズ15
行きたいところを取り敢えず決める。
行きたいところとは地域でやるのか、区域でやるのか、全国でやるのかである。次に何で行くのかである自転車で行くのかバイクで行くのか自動車或いは列車などなどである。フランチャイズのように成功する業態を持って全国へというのも一つであるし、最初から全国を意識し、行なうのも一考である。その場合考え方も変わってくることに注意して欲しい。
フェ-ズ16
会社を起こし、従業員が20人や30人になってくると、仕事の委譲も上手く行き?社長の仕事が極端に減ってくるそうすると遊びたくなる。地域の著名者達ともある程度知り合いになり、いっぱしの人間になったような気がしてくる。これで善しとすればそれでよいのだが多くの場合、このようになると目標を見失ってしまう場合が多い。目標は高きに置くことが望ましい。
フェ-ズ17
かつてのあの有名なアイアコッカ氏の話しだが、彼は誰よりも早く会社に出向き執務をこなす、あれだけの従業員がいれば権限の委譲も十分にできているはずである。また、あれだけ有名になってもである。目標意識、目標探索、大企業ともなれば株主からの圧力等があるがこと中小企業となるとそのようなものは何も無い。だから、夢を大きく持つ必要があるのである。
フェ-ズ18
マズロ-の欲求五段階説というのがあるこれは人間の欲求がその時々において変化をしていくというものである。(ご案内の方も多いと思うが)第一番目は生存の欲求である。会社も創業当初はとにかくお金儲けに注力して働く。いわば食べるためである。二番目は安全の欲求である。会社がある程度出来上がってくると倒産しない、潰れない為にどうするかとなる。三番目は、社会的欲求である。ある程度会社が出来上がってくると、今度は社会から認められたいという欲求に変わってくる。最近では、下位欲求が充足されない状態でこのような欲求を平気で満たそうとしている人が多い、これは経営に対する欲求の深さが足りないというか、欲深さがあまり無い人に見られる。これは二世経営者には顕著に見られる。四番目は、自我の欲求である。これは、他人から賞賛されたい、或いは尊敬されたいとする欲求だ。人の欲望はこのようなプロセスをたどるというのである。最後の五番目は、自己実現の欲求である。会社ではこのような状態になると社会や地域に役立つ企業を目指すわけである。プロセスを誤るとうまいぐらいにゆかなくなる。
フェ-ズ19
企業はある一定のところに来るといわゆる踊り場というものに遭遇する。一時期企業の寿命なるものが統計的に発表されたが、これもうなずけることである。その多くは、功なり名を遂げた?という。経営者や組織構成員の中に企業の成長に対する諦らめ感や新規の市場開拓に対する創業時の精神の欠如など様々な要因が入り交じってくる。これは、一気に訪れるものではなくある一定の期間を経て現れてくるものなので創業時の危機感を常に醸成することが大切である。
フェ-ズ20
企業とは業(なりわい)を企てるということである。したがって、戦略というものが必要となる。大きな企てをすると大企業となり、中くらいの企てをすると中企業となる。小さい企ては小企業となる。この企ての大小でフォーマットが決まるといった人がいる。正に、そのとおりではないかと思う。そして、企業になるとは立った一人の起業による一馬力のエンジンから多くの人達の協力による数馬力、数十馬力、数百馬力のエンジンへと変化させることが経営者に求められる資質となってくる。馬力効率を高める為に日夜努力を惜しんではならないのである。にんじんだけで動く馬はだんだんと減ってきているのではないだろうか。
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