成功者の共通点、それは、呆れるくらいの楽観論者。

希望的観測では真の成功はつかめない


恐怖を克服することも成功者になる条件。
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自然の法則
 
 
 
 

恐怖という名の傍観者



  種蒔きと収穫の法則をよく思い出してみてください。
「私は、コップ一杯の籾しかもっていないから、これを蒔いてしまうわけにはいかない。
もし蒔いてしまって、秋に台風でもくれば、コップに一杯しかない最後の米もなくなってしまう。」と言う人もあるでしょう。
確かにそういう可能性もあります。しかし、貴方がその一杯の籾を蒔く決心をしなければ、それを増やすチャンスは全くなくなってしまいます。
いずれにしても、手許のコップー杯の米はすぐなくなり、人の世話になるより他に仕方がなくなってしまうのです。
それが嫌であれば、すぐ籾を蒔いて、増やすことに努力しなければならないのです。
あと5万円しかないというような貧しい人こそ、その最後のお金をすぐ投資して増やすことを考えるのです。
大体、5万円ぐらいじっともっていても、それがいつまでも続くわけではありません。
このことは、よく胆に命じて下さい。 確かにコップ一杯の米しかない時には、それを全部蒔くことはつらいことです。しかし、ここで理性が感情に負けては、生きのびる最後のチャンスをも失ってしまうのです。
 本当に種を蒔く必要のある人が、一番蒔きたがらないのが普通です。
だからこそ、金のある人は増々金が増え、貧しい人は、いつまでたっても貧しいままなのです。この自然の法則はけっして逆らうことはできないものなのです。
ちょうど太陽の上に腰をかけて、太陽が昇るのをおさえておこうとするようなもので、およそ不可能なのです。 
人間はこの法則には勝てないのです。 法則に従ってやってみようという人も、こわごわ小さくやってみるのでは、もちろん、たいした結果も期待できません。 これではいつまでたっても、生活は豊かになるはずがありません。
「今年は種を蒔くのはやめよう。なぜそんなに毎年苦労する必要があるのか。
いつだって、秋になれば、収穫を得ることができるのさ。
来年にでもなったら、蒔くさ。」
このように蒔かずに収穫を期待するのは、ちょうど金を持たずに競馬場にいくようなものです。 あるいは、持って行っても、回りの人達が無中になって、人気の馬に賭けて楽しんでいるのに、自分の金を賭けるだけの勇気がないのです。
一人、予想新聞を見ながら、金を賭けないで、賭けたつもりでレースを見ます。
これなら絶対に金を損しないで、安全です。 頭の中では、いくらでも金を賭けることができます。そして、実際のレース結果を見て、自分が本当に賭けていたら、いくら勝ったか計算するのです。 しかし、勝ったには勝ったが、フトコロには金は一銭もはいってこないのです。
「あの時、あの馬券を買っておけば、こんなにもうかっていたのに。」
とくやしがるのです。
本当にお金をかけて、もうけている人がいるのに、この男は頭の中でかけているだけなのです。
これでは、種を蒔いたことにはなりません。
ただ時間の浪費だけで絶対にもうかるわけはないのです。



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