事に当たってどのように考えるかでその後の人生に差がつく

チャンスは平等にある 鍵は自身の中にある


成功不成功は外部要件では無く、自身の考え方に存在する
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鍵は自身の中にある



 よく覚えておくことです。成功するかしないかは、あるできごとやある外部条件によって決まるのではなく、そのできごとや条件に対して、どのような態度で立ち向かうかによって決まるものなのです。
 よりすばらしい将来をつくりだすのに、確かに外部よりの条件も間接的には役に立ちます。立派な一流会社に勤めていれば、それも役に立ちます。その会社に立派な訓練やセールス備品があれば、それも確かに助けになります。強力な指導者がいれば、もちろん極めて好都合です。 天気がよければ、これもいいことです。妻の理解と支持があれば、これも結構です。子供も病気にならず、近所の人も、まあまあ。親戚もまともであれば、これもいいことにちがいはありません。景気も良く、税金も高くならず、経済も安定していれば、それも結構なことです。こうして条件がすべて完全に整っていれば、貴方の将来にとって確かに役に立ちます。
 しかし、こんな完全な生活条件など実現するはずはなく、そうしたものが全部揃っていたとしても、それが決定的な役割を果たすと考えるのは大きいまちがいです。
貴方の将来をよりすばらしいものにする鍵は、貴方自身の手にあるのです。
 良いことも悪いことも外部に起こったできごとは、だれにとっても同じことです。ちがいをもたらすのは、その人がそれにどう対処するかということなのです。 二人の人に同じことが起こっても、一方はそれで金持ちになり、他方は貧乏のままでいるのです。それは起こったことに対して二人がしたことが、違うからです。 だれでも、がっかりすることはよくあるものです。違いは、そのときにその人がどうしたかということで決まります。
一番はっきりした例をあげてみましょう。
よく悪いことを天候のせいにする人がいます。貧乏人の家の上にも、金持ちの家の上にも、雨は降ります。だから天候だけが理由にはならないのです。大切なのは、その天候に直面して貴方がどうするかということなのです。
 ある朝、二人の人が起きると、外はひどい嵐だった。一人が言う。「ああ、何というひどい嵐だ。これではセールスに出かけることなんかできない。」こうして、その男は、再びふとんの中にもぐりこみ、寝てしまう。 もう一人の男はこう言う。「わあ、何というひどい嵐だ。こんな天気なら、誰でも家にいるに違いないよし、今日はチャンスだ早速セールスに出かけよう。」と、そして、飛び起きて、出かけていく。 この二人の収入が違ってくるのは明らかである。
与えられた条件に直面して、貴方がどうするかによって、銀行の預金残高が変わってくるのです。だから重要なことは、貴方がそこでどうするか、と言うことなのです。 貴方の預金が、いまゼロだとしよう。さて貴方はどうするか。支払いがたまっているとする。さて貴方はどうするか。失業したとする。どうするか、重要なことは、そこで貴方がどうするかということなのです 「私のような悪い条件の人間は一体どうすればいいのか。今のように先の見通しが立たない難しい時代に、何ができるというのだろうか。」と、言う人がいるかもしれない。 しかし人間というものは、自分でも信じられないことができるのです。特に極度に難しい条件の下では、想像もできないことが成しとげられるのです。
普通なら一人で持ち上げることができないタンスでも、自分の家が火事になった時、これを一人で運び出してしまうようなことがよくあります。
 我々は、すべて人間です。人間は動物と違い、すべてを自分で作り出す能力があるのです。たとえば、荒れ地を庭に変えたり、水の流れを電気に変えたりもできます。又、負債(借金)を富(貯金)に変えることもできるでしょう。
無を有に、失敗を成功に変えることもできるのです。



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