平成23年8月9日(火)
トピック







仕入れ担当者を解任

田舎の衣料品店である。創業以来店主の個性とそれを支える奥様の人間性が地域に支持され、繁盛店とはいかないまでも、それなりの業績を出して来た。
しかし、創業依頼25年、ここに来て、その成長にも陰りが出てきた。 店主の加齢と共に顧客も高年齢化し、以前ほどの購買同期がヘリ、必然的に売上も右肩下がりを余儀なくされた。
とある小売店繁盛セミナーでデットストックの整理(換金)から、販売時点管理、顧客を見る、コンセプトの確立などなどこれまでは聞いたことの無い言葉に困惑をした。
お店に戻り、顧客の志向を重視したやり方をなどとパートナーである奥様に報告。しかし、これまでは誠意を武器に問屋に行っては売れ筋を教えられ、只々その指導に基づいて行なってきた。 今更、自分で考えてといわれてもといった具合である。
そうだ、今日のセミナーの先生に相談してみよう。
コンサルタントは、何日かして、お店に来た。
コンサルタントは商品を見たときに、最初に質問をしたのは「仕入れ担当者はどなたが?」であった。
得意満面に答えたのは店主である。「私が行なっております」
「!」ここでコンサルタントはある程度の仮説が出来上がった。
いくつかの質問を行う。
仕入れは楽しいですか。
仕入れる際に注意されていることはなどなど・・・。
ここで、店主のマーケティング能力が陳腐化、いや時流に合わなくなってきていることを感じた。
見渡せば、家族営業、店主に奥様、それにお嬢さんの3名の体制だ。
仕入れをお嬢様に任せてみてはいかがですか。
仕入れは難しい、娘には未だ無理です。
3箇月でいいので任せては・・・。渋々納得。
後は、期待通りの結果である。
優れたマーケッターは顧客を知っている。
優れたマーケッターは喜ぶ顧客をイメージ出来る。
言わずもがなである。 店は、以前のような活況を取り戻すこととなる。 顧客を見るとは当たり前のことであるが、それがなかなか出来ない。
ここには、高尚なマネジメントテクニックは存在しない。
あるとすれば、仕入れ担当者を解任したことだけではないだろうか。。










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