杭打ちの法則を理解する

杭打ち機は、その力で杭を打つのではなく
繰り返しの力によって、杭を地中深く沈めるのである。





杭打ちの法則

杭打ち機という機械を見たことがあるだろうか。
何トンもの力を杭の上にかけてドスンドスンと杭を打つ、ものすごい力なので簡単に地中深く刺さるかというと実際はそうではない。
杭はドスンと打つたびにほんの数センチ或いは場合によっては数ミリ下降するだけである。
この作業は杭が固定するまで続けられる。
井戸掘りの穴掘りも同じだ。
何時間も何時間も或いは場合によっては何日間も費やすことがある。
いや、それが当たり前だ。このような杭打ちの力は、実は杭打ち機の力にあるものではなく、或いは、その打撃にあるものでもない。ではなにか、それは繰り返し打ち続ける反復にあるのである。

雨垂れ石を穿つ」ということわざもある。これは、小さな雨だれでも繰り返し反復すれば、硬い石でも穴が空いてしまうというものだ。

このような考え方は、人づくり、思想作りにおいても同じなのだ。
ある日何かが降臨してある考えを会得するということもないとは言えないが、ほどんとの場合は、なんども繰り返し、それを行動に移し、体験をもって出来上がって行くものである。

このように人としての考え方も経験や学習という反復で出来上がるわけだ。
書籍を読む。学習をする。
これを、杭打ちの力の法則で考えた場合、読むのは一度で良いだろうか。
自分がこれはという書籍は「毎日音読をする」、このような事を行なって見たことはあるだろうか。
杭打ちとはそのようなものである。
反復とは同じことを愚直に繰り返すことだ。
画期的な方法で、自身に入ってくる方法が編み出されるかもしれない。
でも、今はそのような方法はない、だから杭打ちの法則なのである。
勉強が出来ない、或いは覚えられないと嘆く人がいる。
でもその前にどれだけ繰り返したかを自問自答しなければいけない。
先ずは試してみよう。そうするとあることに気がつく。
覚える時間がだんだん短くなっていくのである。
それは、繰り返しの力により、脳が学習をしたのだ。
多くの天才は、努力によって作られる。
今一度杭打ちの力を信じてみよう。そして、実践してみよう。


税理士試験・財務諸表論暗記学習